秋マサ
対馬、秋マサハント。
孝丸での3Days。
すーちゃんと挑む玄界灘。数万円の高級プラグ連続ロストの悪夢から大逆転へのシナリオ。
前日の朝便で宮崎空港へ集合したものの、悪天候によってフライト予定が狂ってしまい飛行機に乗れず、前日入りがまさかのキャンセルに。さらに福岡から対馬へのフライト便もダイヤ乱れが重なり、当日の朝にギリギリ滑り込むという、なんともバタついた波乱のスタートとなりました。
息をつく間もなく対馬へ降り立ち、お昼一番の出航でいよいよ秋の対馬ヒラマサキャスティング・1日目のスタートです!
Day 1 : 荒れ狂う海と高い水温
フィールドへ出てみると北西の強風が吹き荒れており、海は極めて渋い表情を見せていました。11月に入ったというのに水温がなかなか落ちず、日ごとの海況に大きく左右されてしまう近年の対馬らしい、非常に難解なコンディションです。
孝丸のタカちゃん船長の素晴らしい操船で、夕まずめまでストイックに投げ倒したのですが、初日は海の状況を探る肩慣らしにとどまりノーフィッシュで納竿となりました。厳原のベースキャンプである「東横イン」さんへとチェックインし、翌日以降の作戦をじっくりと練り直します。
Day 2 : 襲い掛かる牙と、待望のファーストキャッチ
朝7時に出航です。北東の風と前日からのウネリが残る中、集中力を切らさずにミヨシでキャストを続けます。そして、ドラマは朝イチに訪れました。
相方のすーちゃんが操るプラグの背後で海面が激しく炸裂!しかし、上がってきたのは本命のヒラマサではなく、なんと2m級の巨大ワフー(沖鰆)のダイビングバイトでした。鋭い牙の餌食となってしまい、丹精込めて作られた数万円クラスの高級プラグが無念の殉職(ロスト1)を果たしてしまいます…。
私の方にも小ヒラマサが飛び出してくれましたが、フックアップには至らず。それでも、海に魚の気配が出始めたことで少し一安心できるサイズ確認となりました。
悪夢のシイラボイルと連続ロスト
10時を過ぎた頃、突如として射程圏内で熱いシイラボイルが発生しました!ビッグチャンス到来と打ち込んだすーちゃんのプラグに、再び巨大ワフーが襲い掛かり水面を割ります。痛恨のラインカットで高級プラグがまたしても殉職(ロスト2)。
その直後、ついに良型のヒラマサがチェイス&バイトしてくれたました!しかし、フッキングした瞬間にフッとテンションが抜けてしまいます。先ほどのワフーの猛攻によって、リーダーに目に見えない傷が入っていたのです。これで高級プラグが3つ目の殉職(ロスト3)となってしまいました。
船上に重い空気が漂うハードな展開の中、ようやく私にも千載一遇のチャンスが巡ってきました。
絶大な信頼を寄せるGENIOのポッパー “BIG UP”を水面に絡ませると、まるで鯉がパンを吸い込むような、音を立てない静かな吸い込みバイト!確実なフックアップから初期高めのドラグ設定でプレッシャーをかけ、無さにランディングです。待望の秋のファーストヒラマサ、13kgの美しい魚体をキャッチ&リリースすることができました。
その後は後半戦への体力温存も兼ねてトモへ移動し、ジギングへとシフトします。ロッカを飛ばして素早く5kgクラスを抜き上げ、キャビンでしばしの休憩を取らせてもらいました。
夕まずめが近づくまで海は静寂を取り戻していましたが、船長がランガンを繰り返し、ついにラストポイントへ到達します。太陽が水平線に沈みかけた17時30分、船長からの「ラスト1投」の合図が響き渡りました。
すーちゃんの運命の1投に、まさかの激しい水柱が立ち上がる強烈なバイト!新型25ソルティガの素晴らしい巻きトルクで主導権を与えずに速攻キャッチです。サイズアップとなる15kgを追加し、無事リリース成功。苦しい時間帯を乗り越え、2人で1キャッチずつという最高の形で2日目を締めくくることができました。
Day 3 : 報われた執念、驚愕のモンスター登場
最終日、朝7時に出航です。前日よりさらに強く残るウネリに船が大きく揺れる中、入った2ポイント目の2投目のことでした。
すーちゃんが引くルアーの背後に、これまでとは比較にならない怒涛のチェイスと激しい水柱が立ち上がります!ロッドが極限まで絞り込まれますが、熟練のスムーズなファイトで間合いを詰めていきます。浮上した個体は、誰もが息を呑む想像以上のgoodサイズでした。
計量結果は、なんと圧巻の23kg! キャッチ&リリースに見事成功です。
しかもヒットルアーは、私が前日に釣ったのと同じGENIOのポッパー “BIG UP”での捕獲でした。ここまで数万円分の高級プラグをサワラカッターで失い続けた彼の執念が、完全に報われた瞬間です。「この人、本当にいつもきっちり結果だすーわー」と脱帽。
――さて、私はというと、最終日はいつもの“平常運転”を発揮しまして、ワンバイト・ノーキャッチで静かにフィニッシュを迎えました。「やっぱりキャスティングは疲れますわー」と心地よい疲労感とともに、対馬の海を後にしました。
Tackle Review / 総評と今後の対馬海況
2日目・3日目と決してバイト数は多くありませんでしたが、秋の玄界灘〜対馬らしい筋肉質で立派なヒラマサたちと、非常に濃密な時間を堪能することができました。
以前は足元へ突っ込まれて苦戦したファイトも、今回の教訓として「初期ドラグを少し高めに設定する」ことで難なくキャッチに持ち込めました。特に今回導入した『25 SALTIGA 14000-XH』は圧倒的にトルクフルで巻き上げが軽く、高負荷時でもドラグがしっかり止めてくれる絶対的な安心感がありますね。長らくステラとツインパワーと決めていましたが、マグロでやられてからはソルティガ推しになりました。
近年の対馬の海は水温低下が遅く、まだまだこれからハイシーズンへと突入する気配が漂っています。現場からのヒントとして、シイラやトビウオなどの大型ベイトが水面に浮いているシチュエーションでは、ポッパーの連続引きが極めて有効です!ヒラマサにもポッパーは本当によく効きますよ。現在ビゴップは品切れ中ですが、来年の春頃には入荷予定です。タイミングさえ合えば、ビッグサイズを堪能できる可能性大の対馬フィールド。私も次こそは目指せ20キロオーバーです!
[ Tackle 01 : Heavy Set ]
- ROD: GENIO 84MH
- REEL: 25 SALTIGA 14000-XH
- LINE: PE LINE FULL DRUG 6号 & 130lb (ドラグ設定10kg)
- LURE: GENIO BIG UP 180F
[ Tackle 02 : Ex-Heavy Set ]
- ROD: GENIO 80H
- REEL: 25 SALTIGA 14000-XH
- LINE: PE LINE FULL DRUG 8号 & 150lb (ドラグ設定13kg)
- LURE: LUX 200F / LUX 160F
対馬でキャスティング&ジギングするなら、孝丸へ。
090-3496-1038孝丸(タカちゃん船長)の魅力は、何と言ってもポイントまで至近距離で、夕まずめはほぼ貸切状態で攻められる贅沢さにあります!気心の知れた仲間同士でチャーターして、ぜひ挑戦してみてくださいね。
孝丸 OFFICIAL WEBSITEちなみに、対馬遠征から向かう予定だった青森ビッグツナは荒天で完全中止となってしまいました。
こればかりは仕方ありませんね――次のチャンスに大いに期待しましょう!